飛行機や新幹線等での泣き声、電車でのベビーカーたたむたたまないなど、子どもにまつわる様々な出来事がすぐに「論争」となってしまうこの国は、世界の中でも「子育てしにくい国」といえるかもしれません。
今回1 more Baby応援団が行った調査によると、子育て中のパパママが周囲からしてもらっていることの1位は、「子どもに声をかけてもらう」で36%。ベビーカーのサポートについては、わずか3%でした。日本と同じように地下鉄の駅にエレベーターが少ないパリでは、自分から声をかけなくても周囲の人(特に男性)が持ち上げてくれることが多いとか。日本の男性はシャイなのか、はたまた「自分には関係ない」と思っているからなのか、手伝ってくれるのは、まれなようです。
昨年からエレベーターのない東京の方南町駅(丸ノ内線)に、覆面に全身緑のコスチュームでベビーカーを改札まで下ろしてくれる「ベビーカーおろすんジャー」なる男性が現れ、話題を呼んでいます。こんな人が一人、もうひとりと増えてくれれば、子育て中のパパママはもっと笑顔でのびのびと育児ができるはず。
家族みんなで、地域で、子どもを見守り、慈しむ。そのようなスタンスこそ、こどもをもうひとりと考えることのできる社会につながっていくのではないでしょうか。
*全国の女性20〜39歳、男性20〜49歳の既婚者のうち、「子どもなし」「子ども1人以上」「子ども2人以上」
計2961名を対象に調査を実施しました。