子どもができると、住環境に求めるものは大きく変わります。「子どもと暮らしやすいかどうか」という視点で街を見るようになり、暮らして行く上で必要な場所への距離に留まらず、治安や周辺の交通量まで気になってくるものです。
そこで今回、子育てと居住地に関する調査を行い、「いま住んでいるところは子育てがしやすい」と答えたパパママたちにその理由を尋ねたところ、1位は「公園などの遊び場が多い」で64%、2位は「近所に大型のショッピング施設がある」で40%、3位は「住民が優しい、あたたかい」で38%という結果になりました。
「子育てがしやすい」と答えた人を県別にみると、1位は富山県、2位は福岡県、3位は鳥取県でした。1位の富山県は、緑豊かな自然に囲まれている他、女性の就業率が全国7位、平均勤続年数が全国3位、共働き率が全国5位となっています。また、子育てに対する親からの支援割合も全国平均より高く、両親が子どもを預かったり食事の世話をしたりすることについて、全体の70%の人が「とてもよく支援してもらっている」「よく支援してもらっている」と答えています。
(参考http://www.pref.toyama.jp/cms_pfile/00014167/00681554.pdf)富山県で「子育てがしやすい」と考えているパパママが多いのは、「パパママ、さらにその両親も含めて、みんなで子どもを育てる」家庭が多いことも関係しているかもしれません。
*全国の女性20〜39歳、男性20〜49歳の既婚者のうち、「子どもなし」「子ども1人以上」「子ども2人以上」
計2961名を対象に調査を実施しました。