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ワンモア・ベイビー・ラボ

岡田恭芳

医療法人愛育会 愛育病院 理事長・院長
医学博士
日本産科婦人科学会専門医
麻酔科標榜医
日本産科麻酔学会理事

大阪大学卒業。同大学付属病院及び箕面市立病院にて研修後、一祐会 藤本病院産婦人科部長を経て、1999年に愛育病院へ入職。2017年院長ならびに医療法人愛育会理事長に就任。「優しさと安心」をモットーに、妊婦さんと赤ちゃんにとって最良のお産を提供し、これまでに2万5千件を超える無痛分娩に携わってきた。現在は日本産科麻酔学会理事として、無痛分娩の啓発活動に注力し、大学で無痛分娩の講義も行っている。

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    悪阻とは、妊娠初期に悪心嘔吐が起こる現象で、5割以上の妊婦が経験するとされていま
    す。朝の空腹時に出やすいことから、英語では『morning sickness』と言われています。その出現頻度は1〜2%と言われており、重症化すると体重減少や脱水、電解質異常が起こり、場合によっては入院管理が必要となります。悪阻は早い人で妊娠4〜6週から始まるケースが多く、12週ぐらいで少し軽くなり、16週でほぼなくなるとされています。

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    前半の記事では、日本を含めた世界中で主流となっている硬膜外麻酔による無痛分娩の基本的な情報に加えて、そのメリットとデメリットについて説明しました。あわせて、無痛分娩がどんな人に向いていて、そして向いていないのかということもお伝えしました。

    では、それらの内容を踏まえたうえで、どのような病院・施設を選ぶといいのでしょうか。本記事では、長年にわたって無痛分娩に携わってきた私なりの基準をお伝えしようと思います。

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    これから出産を考えている方や妊娠中のみなさん、あるいはそのご家族のなかに、無痛分娩に関心があるという人はどれくらいいらっしゃるでしょうか。世の中的には20年、30年前に比べてその認知度は格段に上がってきています。

    ある企業が行った経産婦さんへの調査では、無痛分娩を肯定的に捉えている割合が半分を超えていたそうです。しかし、無痛分娩のメリット・デメリットを細部まで、しっかりと把握しているという方は、あまり多くないかもしれません。

    そこで本記事では、無痛分娩について詳細かつわかりやすく紹介していこうと思います。