友人の妊娠を心から祝福できず自己嫌悪に
同時期に妊活をしている友人がいて、なかなか妊娠できない時期は互いに励まし合って良い関係を築いていました。
半年前に友人が妊娠し、最初は嬉しかったので本当に心の底から「おめでとう」と言え、自分も後に続こう、という気持ちになったのですが、自分がなかなか授かれず、おなかが膨らんできた彼女を見てだんだん複雑な気持ちになってしまいました。彼女にも何か辛いことや試練が訪れればいいのに等、最低な黒い気持ちを持ってしまった私には、赤ちゃんは来てくれないのかなと自己嫌悪に苛まれています。
心の持ちようを教えてください。
相談者Aさん
「離れる」という選択肢について
はじめまして。
実は私たち夫婦も不妊治療の経験があるので、
お気持ちは痛いほどよくわかります。
どうしても、周囲と比べてしまう。
自分たちだけ取り残された気持ちになってしまう。
お友達が幸せな表情をしているのが許せない。
その状況に置かれたら、おそらく誰だってそんな気持ちになるでしょう。
これは妊活のときだけではなく、
仮にお子さんを授かったとしても、
子どもの入試、結婚、孫ができた、などなど、
今後もそういった人生のイベントが続いていきます。
どうしても身近な人と比べてしまって、劣等感を感じてしまうものです。
こういったときには、やはり「離れる」という選択肢は大切だと思います。
比較対象が身近にいらっしゃると、どうしても嫌な感情が湧いてしまいます。
お友達もその気持ちはわかってくださるのではないでしょうか。
そして、最も身近な人、旦那さんやパートナーと
自分の思いを共有することもとても大切です。
私も妻の気持ちをたくさん聞きましたし、
妻に打ち明けられて初めて分かる感情もありました。
辛い日々をお過ごしになっていると思いますが、
身近な人の支えややさしい言葉が一番ありがたいものです。
心穏やかな日々が早く訪れることを心よりお祈りしています。
松山 大耕
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