C型肝炎とは、C型肝炎ウイルス(HCV)の感染が原因で起こる肝炎のことです。感染すると、だるさや食欲不振、吐き気、濃い色の尿が出る、体や白目が黄色っぽくなる黄疸などの症状がみられます。
C型肝炎ウイルスは、感染した人の精液や腟分泌液、血液などに含まれますが、感染力が弱く、性行為により感染することはまれです。ただし、アナルセックスや生理中の性行為など、出血と粘膜の損傷をともなう性行為では、感染のリスクが高くなるといえます。
自覚症状が出るのは、感染した人のうち20〜30%くらいと言われています。もし、自覚症状がある場合は、内科(消化器科)を受診し、検査を受けましょう。治療は、その人の身体の状態や症状により異なります。